上賀茂神社の参拝を終えて下賀茂神社へ伺いました。上賀茂神社から車で十数分で下賀茂神社の駐車場に到着しました。駐車場には警備員が車を誘導していました。参拝者が多くて人気のある神社と思いました。参道には屋台の店が並び、大変にぎわっていました。鳥居をくぐり中へ進むと楼門があります。また、中に進むと中門があります。中門の左右と中央に干支社の小さな社が並んでいます。拝殿で参拝して干支社にも参拝を終えて中門から出ようとしたら人が列を作っていました。「出るために並ぶのか?」と思っていたら違っていました。毎年恒例の「足つけ神事」が行われていて御手洗池に入るための列だったのです。平安時代 都の貴族は季節の変わり目に禊祓いをして、罪、けがれを祓っていたそうです。それが下賀茂神社の足つけ神事として今の時代受け継がれているのです。また、下賀茂神社は古くから京の庶民に愛されている神社であることがわかりました。下賀茂神社を守るように古代からの森林があります。糺の森と呼ばれる森、神社、隣接する川 これらがそろった尊き場所は太古の昔から多くの人々に癒しと憩いを与えてきたのでしょう。参拝記念におみくじを引きました。引いたおみくじを見てびっくり「平」と書かれたおみくじ。
下賀茂神社について調べました。ウイキペディアには以下の記述がありました。
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、京都市左京区下鴨泉川町にある神社。通称は下鴨神社(しもがもじんじゃ)。式内社(名神大社)、山城国一宮、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
国際連合教育科学文化機関(UNESCO=ユネスコ)の世界遺産に「古都京都の文化財」の1つとして登録されている。
概要
賀茂別雷神社(上賀茂神社)とともに賀茂氏の氏神を祀る神社であり、両社は賀茂神社(賀茂社)と総称される。両社で催す賀茂祭(通称 葵祭)で有名。
本殿には、右に賀茂別雷命(上賀茂神社祭神)の母の玉依姫命、左に玉依姫命の父の賀茂建角身命を祀るため「賀茂御祖神社」と呼ばれる。金鵄および八咫烏は賀茂建角身命の化身である。
境内に糺の森(ただすのもり)、御手洗川、みたらし池がある。
神社は2つの川の合流点から一直線に伸びた参道と、その正面に神殿、という直線的な配置になっている。
御手洗社の水は葵祭の斎王代清めの聖水である。現存。飲料可[1]。
祭神
- 東殿 – 玉依姫命(たまよりひめのみこと)。賀茂別雷命(上賀茂神社の祭神)の母。
- 西殿 – 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。玉依姫命の父(賀茂別雷命の祖父)。
歴史
京都の社寺では最も古い部類に入る。社伝では、神武天皇の御代に御蔭山に祭神が降臨したという。また、崇神天皇7年に神社の瑞垣の修造の記録があるため、この頃の創建とする説がある。一説には、天平の頃に上賀茂神社から分置されたともされる。また一方、文献上の初見は『続日本後紀』承和15年(848)ともいう。
上賀茂神社とともに奈良時代以前から朝廷の崇敬を受けた。平安遷都の後はより一層の崇敬を受けるようになり、大同2年(807年)には最高位の正一位の神階を受け、賀茂祭は勅祭とされた。『延喜式神名帳』では「山城国愛宕郡 賀茂御祖神社二座」として名神大社に列し、名神・月次・相嘗・新嘗の各祭の幣帛に預ると記載される。弘仁元年(810年)以降約400年にわたり、斎院が置かれ、皇女が斎王として賀茂社に奉仕した。
明治の近代社格制度でも伊勢神宮に次いで、賀茂別雷神社(上賀茂神社)とともに官幣大社の筆頭とされ、1883年(明治16年)には勅祭社に定められた。
1948年(昭和23年)に神社本庁の別表神社に加列されている。
平安時代中期以降、21年毎に御神体を除く全ての建物を新しくする式年遷宮を行っていたが、本殿2棟が国宝に指定されたため、現在は一部を修復するのみである。
境内
- 東本殿(国宝)
- 西本殿(国宝)
- 叉蔵(重要文化財)
- 祝詞舎(重要文化財)
- 幣殿(重要文化財) – 拝殿でもある。
- 東廊(重要文化財)
- 西廊(重要文化財)
- 東御料屋(重要文化財)
- 西御料屋(重要文化財)
- 東楽屋(重要文化財)
- 西楽屋(重要文化財)
- 廻廊(重要文化財)
- 四脚中門(重要文化財)
- 葵生殿(預り屋、重要文化財) – 結婚式場。
- 西唐門(重要文化財)
- 大炊所(重要文化財)
- 井戸屋形(重要文化財)
- 御手洗池
- 橋殿(重要文化財)
- 細殿(重要文化財)
- 直会殿
- 舞殿(重要文化財)
- 神服殿(重要文化財)
- 供御所(重要文化財)
- 参集殿
- 廻廊(重要文化財)
- 楼門(重要文化財)
- 社務所
- 糺の森
- 馬場
上賀茂神社は品のある格式高い、敷居の高い感じがありました。下賀茂神社は気さくで庶民に愛されている神社という印象でした。どちらも素晴らしい場所でした。また、行きたい場所です。
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