宇宙の日 宇宙開発 月面探査

9月12日はJAXAが宇宙の日と定めた日でした。毛利衛さんがNASAのスペースシャトルで日本人宇宙飛行士として初めて搭乗し飛び立った日です。

また、最近のニュースでNASAのアルテミス計画についてよく見ます。有人月面探索を目的としたミッションのようですがよくわかりません。そこで調べてみました。ウイキペディアには以下のように書かれていました。

アルテミス計画(アルテミスけいかく、英: Artemis program)は、アメリカ合衆国政府が出資する有人宇宙飛行(月面着陸)計画である。当初計画では2024年までに「最初の女性を、次の男性を」月面(特に南極付近)に着陸させることを目標としている。計画名と計画の詳細は2019年5月に発表された。なお、アルテミスはギリシア神話に登場する月の女神で、アポロ計画の由来となった太陽神アポロンとは双子とされる

この計画は、主にアメリカ航空宇宙局 (NASA) とNASAが契約している米国の民間宇宙飛行会社、そして欧州宇宙機関 (ESA) 、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 、カナダ宇宙庁 (CSA) 、オーストラリア宇宙庁 (ASA) などの国際的パートナーによって実施される。計画自体はNASAが主導しているものの、月面での持続的な駐留を確立し、民間企業が月面経済を構築するための基盤を築き、最終的には人類を火星に送る(有人火星探査)という長期的目標に向けた次のステップとして、国際的なパートナーシップが計画を前進させる上で重要な役割を果たすことが期待されている

2017年12月、ドナルド・トランプ大統領は月探査計画を承認する宇宙政策指令第1号に署名した。アルテミス計画は、オリオンと月軌道プラットフォームゲートウェイ、そして商業月面輸送サービスを始めとする進行中の宇宙機の計画を利用して実施される予定であり、未開発の有人着陸船も追加される予定である。オリオンの打ち上げにはスペース・ローンチ・システムが用いられ、商用ロケットは他の様々な構成物を打ち上げるために使用される見込みである。NASAはアルテミス計画のために16億ドルの2020年度追加予算を要求し上院歳出委員会は議会の評価と承認に必要な5年間の予算プロファイルをNASAに要求した。2021年4月17日、NASAは月着陸船の開発・運用に、スペースXを選定した

概要

アルテミス計画は一連のスペース・ローンチ・システム(SLS)ミッションによって構成され、それぞれのミッションは1年以上の間隔をあけて実施される。NASAは2022年現在の時点で、アルテミス1号からアルテミス4号までのミッションを計画しており、アルテミス5号以降の後続ミッションも提案されている。

SLSミッション

2022年8月以降に打ち上げが予定されているアルテミス1号は、SLSとオリオン宇宙船の無人飛行になる予定である。このミッションでは、オリオン宇宙船を月周回軌道に投入し、月におよそ6日間滞在した後、地球に帰還する行程が組まれている。オリオンの帰還カプセルは、サービスモジュールから分離して、大気圏に再突入し、搭載されたパラシュートを使って地球に帰還する予定。このミッションは2019年に予定されていたが、さまざまな問題からたびたび延期された。アルテミス1号の打ち上げは、ケネディ宇宙センターから、日本時間2022年8月29日の 21:33 予定されていたが、エンジンの技術的な問題で、打ち上げが再び延期された。

2024年に予定されているアルテミス2号は、アルテミス計画では初の有人ミッションになる。4人のミッションクルーが乗ったオリオン宇宙船は地球を周回する軌道上で様々なテストを行ってから自由帰還軌道に投入され、月を周回した後に地球に帰還する予定である

2025年以降に予定されているアルテミス3号は、有人月面着陸を行うミッションとなる。このミッションに先立って、有人着陸システム(HLS)を軌道に投入する支援ミッションが行われる。この支援ミッションの後、月面に降り立つ初の女性と有色人種の宇宙飛行士を含む4人のクルーをのせたオリオン宇宙船が月に送られ、HLSとドッキングする。その後、2人のクルーがHLSに移動し、降下して月の南極付近に着陸する。着陸クルーは6.5日間を月面上で過ごし、少なくとも2回の船外活動を行う予定である。その後、HLSは月面から打ち上げられ、月の周回軌道で待機しているオリオン宇宙船とドッキングし、地球に帰還する予定である

2026年に予定されているアルテミス4号は、月周回軌道上の月軌道プラットフォームゲートウェイに向かう有人ミッションとなる。事前にゲートウェイを構成する2つのモジュールが支援ミッションによって運ばれる予定である。

支援ミッションでは、HLSの軌道投入や月軌道に建設されるゲートウェイのモジュールの運搬、月面基地の建設資材運搬などが行われる予定である。

支援プログラム

アルテミス計画を遂行するためには、月のゲートウェイの建設支援、補給ミッション、月面で用いられる観測機器やロボットの配備など、追加で多数のミッションやプログラムが必要となる。いくつかの先行ミッションが、商業月面輸送サービスを通じて調整されている[23]

商業月面輸送サービス

商業月面輸送サービスで使用が決定された着陸機の模型。左からペレグリン、Nova-C、Z-01。

2018年3月、有人ミッションの支援のために先立って行われる、月の南極域での小型ロボットやローバーを送ることを目的とした、商業月面輸送サービス(CLPS)プログラムがNASAによって設立された。その主な目的は、月資源の調査や現地資源利用(ISRU)の実現可能性調査、月の科学探査などである。2018年11月には、NASAは入札資格を獲得した9社を発表し、2019年5月にはそのうちの3社が着陸船の契約を獲得した

 

アポロ計画では国家の威信をかけたミッションでしたが、今回のアルテミス計画は商業ベースの計画。ビジネス面でのサポートが多くの国家、機構、企業等で支えられています。今後の人類の活路を左右する計画。SFの世界が現実となる日が近づくかも・・・人類は地球から月や火星でも生きる。宇宙旅行ができる時代。月のリゾートで休日を過ごすなんて日が来るのかも

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