待乳山聖天様へ参拝してまいりました。天候は良くてまた参拝者も少なかったので気持ちよくいい時間を過ごすことができました。
ウイキペディアには以下の記述があります。
本龍院(ほんりゅういん)は、東京都台東区浅草にある聖観音宗の寺院で、浅草寺の子院のひとつである。山号は待乳山。本尊は歓喜天(聖天)・十一面観音で、待乳山聖天(まつちやましょうでん)とも称される。この寺には浅草名所七福神のうち毘沙門天が祀られている。
歴史
この寺は隅田川べりの小高い丘(待乳山)にあるが、この丘は595年(推古天皇3年)9月に出現して龍が守護したと伝えられ、浅草寺の山号(金龍山)の由来となったと伝えられる。601年(推古天皇9年)この地方が旱魃に見舞われたとき、歓喜天と十一面観音が安置されたと伝えられる。待乳山は、かつては周囲が見渡せる山であり、江戸時代には文人墨客がこの地を訪れている。例年1月に行われる「大根まつり」でも知られる。
名前の由来
待乳は、真土とも書き、この辺り一帯は泥海だったが、ここだけが真の土であったことを由来とする説がある。
また、本龍院 待乳山聖天様のホームページには聖天信仰について以下の記述がありました。
聖天様鎮座のいわれ
当山は推古天皇の御世、地中から忽然湧き出た霊山で、その時、金龍が天より降って山を廻り守護したと伝えられています。
それより6年後の夏、この地方が大旱魃に見舞われたとき、十一面観世音菩薩が悲愍の眼を開き、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)の姿となってこの山に降臨されて、 苦しむ民を救いました。これが聖天様が当山に鎮座された起源であるといわれています。
聖天様の信仰
当山の聖天さまの霊験あらたかなことは、昔より広く知られております。
十一面観音菩薩を本地仏とする聖天さま(大聖歓喜天)は、仏法を守護し、 仏道を行ずる人々を守護する天部の神様でありますが、私たち衆生の迷いを救い、 願いをかなえさせてくださる大きなお力を持っておられます。
歓喜天様 勉強不足で存じ上げませんでしたので調べてみました。
ウイキペディアには以下の記述があります。
歓喜天(かんぎてん、梵:Nandikeśvaraナンディケーシュヴァラ、歓喜自在天とも)は、仏教の守護神である天部の一つ。ヒンドゥー教のガネーシャに相当する尊格で、ガネーシャと同様に象の頭を持つ。
梵語ではヴィーナヤカ(Vināyaka、音写:毘那夜迦、びなやか / びなやきゃ)、またはガナパティ(Gaṇapati、音写:誐那鉢底 / 誐那缽底、がなばち / がなはってい / がなぱてい)と呼ばれるほか、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)、大聖歓喜双身天王、聖天(しょうでん )等とも称される。
象頭人身の単身像と立像で抱擁している象頭人身の双身像の2つの姿の形像が多いが、多くは厨子などに安置され、秘仏として扱われており一般に公開されることは少ない。稀に人頭人身の形像も見られる。
由来
ヒンドゥー教の神・ガネーシャ(Gaṇeśa、群集の長)と同じ起源を持つ。
ガネーシャの起源はヴィナーヤカ群(梵:Vināyaka)と呼ばれる、『黒ヤジュル・ヴェーダ』所属の家庭儀礼綱要書『マーナヴァ・グリヒヤスートラ』(Mānava-Gṛhyasūtra、前7世紀~前3世紀頃)や叙事詩『マハーバーラタ』に登場する四つの鬼神にあると考えられている。この四つの鬼神はやがて一つの神格へと融合され、プラーナ文献においてはシヴァ神に仕える魔物の群衆(gaṇa、ガナ)の長(Gaṇapati、ガナパティ)となり、そして最終的にシヴァの息子とされるようになった。もともとはヴィグネーシュヴァラ(Vighneśvara、障害の主)という名前の通り障害を司る神であったが、やがて障害を除いて財福をもたらす神として広く信仰された。
仏教に取り入れられたヴィナーヤカ(毘那夜迦と音写)も当初は「障礙をもたらす悪神」として認識された。『大毘盧遮那成仏神変加持経』(大日経)入漫茶羅具縁真言品第二余に「彼(か)れ護心を住するによって あらゆる障を為す者 毘那夜迦等の 悪形の諸(もろもろ)の羅刹 一切皆退き散る 真言を念ずる力の故に(由彼護心住 所有為障者 毘那夜迦等 悪形諸羅刹 一切皆退散 念真言力故)」とあり、一行筆受の『大日経疏』は毘那夜迦を「即ち是れ一切の障を為す者、此の障は皆妄想心より生ず」と解説している。ネパールやチベットの仏教美術ではヴィナーヤカは障礙の化身として(ヴィグナラージャ、Vighnarāja、「障礙の王」の意)マハーカーラ(大黒天)やアチャラ(不動明王)のような忿怒尊に踏まれている姿に描かれることもある。
時間が経つにつれて、仏教のヴィナーヤカはヒンドゥー教のガネーシャと同様に最終的に悪神から障害を取り除く仏教に帰依した護法善神へと転じた。護法神であるヴィナーヤカ(毘那夜迦天、歓喜天)は、ヒマラヤ山脈のカイラス山(鶏羅山)で9千8百の諸眷属を率いて三千世界と仏法僧の三宝を守護するとされる。悪神が十一面観音菩薩によって善神に改宗し、仏教を守護し財運と福運をもたらす天部の神とされ、日本各地の寺院で祀られている。
一般的な抱擁している象頭人身の双身像の場合、頭部に冠を付けている方が十一面観音で、その十一面観音に抱擁されながらも足を踏まれている方が毘那夜迦王とされる。
待乳山聖天様の本堂へ上がり参拝させていただきました。向かって右側に歓喜天様の真言、左側に十一面観音様の真言が書かれていました。歓喜天様の真言は知らなかったため、十一面観音様の真言を唱えました。本堂では御守や縁起物もありました。来年の干支のうさぎの縁起物 干支人形も授与されていました。
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