1月29日は、昭和基地開設記念日だそうです。年末年始にかけて南極観測隊の報道を何度か見ました。今回の観測隊にはテレビ朝日のクルーが同行しています。そのためテレビ朝日で観測隊の動向をまめに報道しているようです。
南極観測隊についてわからないことがいくつもあります。国家をあげての学術的調査でありますが、どこの誰がやっているのか?船は自衛隊が操舵して現地まで連れて行くのだろうが、調査とかになると文部科学省?国土交通省?外国も絡むから外務省も関係する?内閣府とかも関係ありそう・・・などなどと考えていたら南極観測隊のホームページを発見しました。今回の観測隊は64次観測隊となるそうです。隊員のリストもアップされていました。観測隊員は越冬隊28 名、夏隊48 名の計76名で編成されます。このうち、別動隊として「海鷹丸」に夏隊員7名、先遣隊として越冬隊員1名・夏隊員12名を派遣します。このほか、同行者として夏隊19名が参加し、総勢95名となります。観測については気象庁や国立極地研究所に所属されているかたが担当されるようです。国立極地研究所は、1973年に設置された「極地の観測と総合的研究を行う」ことを目的とした大学共同利用機関、すなわち国内共同研究や国際共同研究を通じて全国の大学の研究力強化に資するための研究機関です。研究対象が極域を中心とする地球規模の環境・変動ですので、国際協力が必要不可欠となっています。国際学術会議(ISC)傘下のSCAR(南極研究科学委員会)、IASC(国際北極科学委員会)、SCOSTEP(太陽地球系物理学科学委員会)などの学術組織の枠組みで各国と連携した観測研究を行いつつ、世界先端の「極地発」のサイエンスを追求しています。管轄は文部省となります。また、民間企業からの出向者も多数いるようです。今回の隊員にもいすゞ自動車、関電工、KDDI、NEC、ミサワホーム、日立製作所などからの出向者がいるようでした。また、同行者のリストもアップされていました。学校関係者、大学関係者、報道関係者などがいました。報道関係はテレビ朝日、フジテレビ、共同テレビジョンとなっていました。
年末にテレビ朝日で南極へ向かう南極観測船しらせの様子を伝えていました。テレビ朝日のホームページ(【南極観測隊】オーロラが出迎え 極寒の荒海へ「しらせ」“吠える40度”航行 (tv-asahi.co.jp)でその様子を伝えています。
一部を引用します。2022年12月7日「南極の昭和基地を目指している観測船「しらせ」。荒れた海を波しぶきを上げて航行するなか、カメラは初めて氷山を捉えました。 南極に近付く観測船「しらせ」を出迎えるように夜空に浮かぶオーロラ。 よく見ると緑色以外に赤く染まる部分も。 満点の星空に輝くオーロラの幻想的な緑のカーテン。しかし、美しきその姿とは裏腹に過酷な船旅の幕開けを告げていたのです。 神山晃平記者:「『しらせ』は南緯40度を航行中です。“ほえる40度”、波と風が激しくなってます」 船内に響く悲鳴。激しい揺れにコップなどが滑り落ちていきます。 最後の補給地となったオーストラリアを離れ、南極へ近付いている観測船「しらせ」。 船乗りの間では「ほえる40度」と呼ばれ、南緯40度を越えると偏西風を遮る陸地が減って海が荒れるといいます。 白波を浴びながら突き進む、しらせ。 食事時も揺れは続き、揺れに耐え、こぼさないよう必死で踏ん張る姿も。 そんななか、おぼんを斜めにして食べる人もいれば、お茶や味噌汁を必死に抑え、なかなか食事ができない人も。 先月11日に日本を離れ、まもなく1カ月が経とうとしています。 観測船「しらせ」が寄港したオーストラリア・フリマントル。その時、隊員たちは不思議な体験をしました。 この景色が一変して突然、目の前に断崖絶壁が出現。 きのうまではなかった100メートルを超えるような壁が現れたのです。さらに、あるはずのない海の上の巨大な橋が出現しました。 「蜃気楼(しんきろう)」が見せた自然のいたずら。海上と大気の温度差で光が屈折、建物や山が引き延ばされたように見え、あるはずのない光景が現れたのです。 さらに長い航海の途中、隊員たちはこんな不思議な光景も目の当たりにします。 なんと夕日が上空へ沈んでいったのです。 南極へ向けて進む観測船「しらせ」。 取材スタッフがふと夕日を撮影すると、太陽が2つに分かれています。これは蜃気楼の1つとみられ、日本ではめったに見ることができない光景。 さらに時が進むと、沈んでいるはずの太陽が徐々に、沈まぬ太陽が空中へと消えていったのです。 そして、日本を旅立って約1カ月。ついに氷山が現れました。 観測船「しらせ」は、いまだ未知なる大陸の南極へと近付いたのです。 しらせはこのまま順調にいけば、クリスマスごろに南極の昭和基地へ到着する見通しです。」
様々な難関をクリアしてミッションを遂行しようとする隊員、またそれに同行する方々たち。とにかく頑張ってくださいとエールを送りたいです。
肝心の昭和基地について調べられていないので次回に引継ぎます。
コメント