株の勉強⑧

前回に引き続き株の用語について調べます。

投資信託

自分で株取引をするのは不安で抵抗があるけど、お金は増やしたい人におすすめの金融商品「投資信託」(とうししんたく)という基礎用語について解説していきます。投資信託とは、個人の投資家から集めたお金を投資の専門家が運用し、利益を投資家に還元する金融商品です。つまり、自分の資金を専門家に預け、運用してもらいます。

1万円ほどの少額から分散して投資できるものが多く、リスクも軽減されます。個人では難しい投資も可能になります。専門知識があまりなくても投資ができることも魅力です。

しかし、専門家に預けても必ず利益がでるとは限りません。運用が失敗することもあることを覚えておきましょう。

ETF

投資初心者に向いている「ETF」(イーティーエフ)という基礎用語について解説していきます。ETFはExchange Traded Fundの略で、上場投資信託(じょうじょうとうししんたく)とも呼ばれています。株式投資と投資信託の良いところを組み合わせた金融商品です。

株は企業の銘柄を買うので、その企業の業績に左右されます。ETFは日々テレビやラジオで耳にする「日経平均株価」や「TOPIX」(東証株価指数)などに連動するよう運用されているので、分散投資ができ値動きがわかりやすいです。

ETFは投資信託だけど、取引する自分からは「ETFは株の銘柄」だと思えばわかりやすいと思います。取引方法、流れは株を売買する時と同じです。投資信託は専門家に支払う手数料がかかりますが、ETFならそれもありません。株取引の専門用語が難しい人でも手軽に始められます。

IPO株

新しく株式市場に出回る「IPO株」(アイピーオーかぶ/新規公開株)という基礎用語について解説していきます。非公開、未上場(=市場で取引すること)だった株を新しく一般の株投資家に売り出される株のことです。

IPO株は初値が公開時の値段を大きく上回ることが多いので、個人投資家からみると「リスクが少なく大きな利益」を見込めるため人気です。そのため、抽選になることが多く「宝くじ」と呼ばれたりします。上場直後は値動きが荒くなるので、初心者には難しいかもしれません。

成行注文

株の取り引きが成立しやすい注文方法「成行注文」(なりゆきちゅうもん)という基礎用語について解説していきます。成り行き注文は言葉の通り、株を買ったり売ったりするときに、成り行きに任せて値段を指定しないで注文することです。

いますぐ買いたい、いくらでもいいので早く売りたいとき、ほぼ確実に株を買ったり売ったりすることができる成行注文はおすすめです。しかし、思った以上に高い値段で買ってしまったり、安い値段で売れてしまうこともあります。

指値注文

株のもうひとつの注文方法「指値注文」(さしねちゅうもん)という基礎用語について解説していきます。指値注文は成行注文と違って、株を「いくらで売りたい・いくらで買いたい」を指定する注文方法です。

買い注文は指定した値段以下の売り注文が出れば約定となり、売り注文は指定した値段以上の買い注文がでれば約定となります。指定した値段を超えないと約定できない注文方法ですが、思った以上に高い値段で買ってしまったり売ってしまったりするリスクは避けられます。逆に、指定した値段まで動かなければ取引が成立しません。

自分で指定した値段になったら売買されるので、画面に張り付いている必要がありません。リアルタイムで操作ができない時に便利な方法です。

逆指値注文

条件を付けて注文する「逆指値注文」(ぎゃくさしねちゅうもん)という基礎用語について解説していきます。逆指数注文は成行注文と指値注文のデメリットを補ってくれる株の注文方法です。

買い注文は指定した値段以上の売値が出れば約定となり、売り注文は指定した値段以下の買い注文ができれば約定となります。逆指値注文は、指値注文とまったく逆の注文方法になります。

下落した株価の回復を待って値段が上がってきた時に買うことで、値段が上がる波に乗ることができます。また、買った値段より下がる前に売ることで、損切のタイミングがつかめなかったり急激な株の値下がりでも損失を最小限に抑えるといったリスク管理をすることもできます。サラリーマンなど株を副業としている人には有効な注文方法です。

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