真言について最近 興味を持ち始めました。神社仏閣へ奥さんと一緒に行くようになり、仏閣では参拝時に真言を唱える様に書かれているところがあります。「おんべいしらまんだやそわか」とか「おんばざらだるまきりそわか」など。また、むかし会社の新年初詣で成田山新勝寺へ参拝へ行った時、ご祈祷を受けました。その時、名刺サイズのカードをいただきそこには不動明王御真言がかかれており「のうまくさまんだばざらだんせんだまかろしゃだそわたやうんたらたかんまん」それを僧侶の方々とともに唱えたことがありました。
この不思議な言葉・・・遠い昔に聞いた響きでした。自分が幼いころ特撮ヒーローもののテレビ番組がありました。「愛の戦士レインボーマン」です。主人公はインドの山奥で老子ダイバダッタの下で修業をして愛の戦士レインボーマンに変身する力を手に入れます。ヒーローに変身するときに呪文を唱えます。「あーのくたーらさんみゃくさんぼだい」このころ特撮ヒーローものははやっていました。仮面ライダーが大ヒットしていました。仮面ライダーは毎日放送でしたので、他の放送局は競って特撮ヒーローものの番組を作りました。超人バロムワン、返信忍者嵐、人造人間キカイダー、ロボット刑事などなど。愛の戦士レインボーマンは子供心にも他の特撮ヒーローものとはひとあじ違った番組でした。世界征服を目論む悪の集団「死ね死ね団」、その悪事に真っ向と立ち向かう主人公が連ボーマンです。死ね死ね団というネーミング ださださ。また、その戦闘員はストッキングをかぶりどう見ても変。子供たちの間でもそんなには人気にはなりませんでした。しかし、その変身の時に唱える呪文が耳に残りそれを唱えて変身ポーズをとったりして遊んでいた記憶があります。
それから十数年の時が流れ社会人となり仕事の関係で、お得先の葬儀へ出席するようなことがありました。通夜の席でお坊さんがお経を唱えています。お坊さんが昔聞いたフレーズを言っていました。「あーのくたらさんみゃくさんぼだい」・・・昔 聞いたフレーズ。特撮ヒーローもので主人公が唱える変な呪文?お経だたんだ・・・などと思いながら聞いていました。
言葉には力があります。神社では祝詞を上げる。仏閣ではお経を上げたり、真言を唱えたりします。不思議な言葉・・・真言。真言について勉強しようと思うようになりました。
まず真言とは・・・ウイキペディアには以下の記述がありました。
真言(しんごん)とは、サンスクリット語のマントラ(मन्त्र Mantra)の訳語で、「(仏の)真実の言葉、秘密の言葉」という意。『大日経』などの密教経典に由来し、浄土真宗を除く多くの大乗仏教の宗派で用いられる呪術的な語句である。 法華経では、「陀羅尼品第二十六」があり、すでに法華経には呪術的な語句が使用されている。 漢訳経典では、「真言」の他に「密言」、「呪」、「明呪」等と訳される。
仏の真実の教えは、この宇宙の真理(法)や隠された秘密を明らかにするもので、本来は人間の言葉で表すことはできないが、方便として世俗の文字・言語を借りてそれに教えを盛り込み、これを観想しこれに心を統一することで、その教えに触れ得るようにしたものが、密教における真言であるとされる。 空海は、真言について「真言は、不思議なものである。本尊を観想しながら唱えれば無知の闇が除かれる。わずか一字の中に千理を含む。この身のままで真理を悟ることができる。」と記している。
仏尊ごとに真言があり、それぞれ出典となる経典が存在する。例えば同じ仏尊でも、成立の過程が異なる『大日経』(胎蔵界)と『金剛頂経』 (金剛界) では真言が異なる。
真言宗の名称は「真言」に由来するが、真言は真言宗のみで使われるものではない。例えば般若心経の最後にある「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶([tadyathā] gate gate pāragate pārasaṃgate bodhi svāhā)」も真言であり、浄土真宗などを除く多くの宗派で読まれている。禅宗においても、消災吉祥陀羅尼や大悲心陀羅尼などが日常的に唱えられる。日蓮宗においては妙法蓮華経陀羅尼品第二十六があり、転読される。
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