38【サンパチ】

今日は3月8日です。わたくは昭和38年生まれ。なぜか3と8という数字に惹かれます。幼いころ「うそのサンパチ」という言葉聞きました。よく意味は分かりませんが、近所のおっちゃんやおばちゃんが言っていました。嘘をつくときに、とっさにでやすい数字として3や8が使われるのかな?という風に勝手に思っていました。

わからないことはとりあえずネット検索。そうすると出てきました。教えてgooに下記の記載がりました。

家康入部の際、三河の八部と呼ばれた連中を伴って江戸の治安を任せました。

地方に残った八の連中は、代官が面倒がり厄介がる捕物の下請けをしていました。
これが、今も「嘘っ八」とか「嘘の三八」と云う言葉が今も残っている語源のようです。

また、ツナカンさんという方のブログで「嘘の38のほうですが、これは数字にかけたものではなさそうで、徳川家康が江戸に入部した際、三河の八部と呼ばれた連中を伴って江戸の治安をまかせたのですが、三河の八部はタチが悪く、自分の気に入いらな人々を捕まえて、無理やり拷問で自白させ、罪に処していたそうです。 三河の八部拷問で無理やり自白させ(無罪でも)刑罰を与えていたことから、嘘の38という言葉ができたと八切止夫著の「任侠と仁義」に書かれています。」との記述がありました。

数字が入る慣用句として「いちかばちか?1か8か?」という言葉もあります。

DIMEのコンテンツの中に「一か八か」という言葉の由来としては、2つの説が有力だ。一つは、ばくち用語の「一か罰か(さいころの目に一が出るか、それ以外の目が出てしくじるか)」がなまったという説。「一か八か」の「ばち」が、「罰」からきていると覚えると、この独特な発音を理解しやすいだろう。

もう一つは、ばくち用語の「丁か半か」からきているという説。さいころを使ったばくちには、出た目が丁(偶数)か半(奇数)かで勝負を決める丁半賭博がある。この「丁」と「半」という漢字上部の「一」、「八」をとって「一か八か」という言葉ができたというものだ。

ちなみに江戸時代には、「一か八か」だけではなく、「一か六か」という言葉も使われていた。これは、さいころの1の反対側の目が6で、丁半も逆(1は奇数、6は偶数)からきていると考えられる。・・・という記述がありました。江戸時代の民衆の行いから現代の慣用句ができていることも面白いと感じました。

さらに「1か8か」の同義語で「のるかそるか」があります。これの語源もなにかストーリーがありそうなので検索しました。

すべてのビジネスパーソンのためのWEBマガジンにTRANS.Bizに以下の通りの記載がありました。・・・のるかそるか」の語源は「矢作り」にあります。まっすぐな矢を作るためには、まず竹の曲りを無くさなくてはいけません。曲りを無くす「のため型」という専用の物に竹をいれて乾燥させるのですが、曲りが無くなったかどうかは出来上がるまで分からないのです。

竹が真っすぐになっていたら矢として使用できますが、曲がったままの場合は捨てることになります。実際に行ってみないと結果は分からないことから、「結果を天に任せて行うこと」という意味で「伸るか反るか」が使われるようになったのです。

語源を調べることは、結構面白いです。また、覚え間違いをしている慣用句やことわざも興味深いです。大学時代の後輩が「大胆不敵」を「大胆素敵」と覚えていました。初めて聞いたときはわざとそのように言っているのではと思っていました。大胆な行動でそれが素敵に思えたという風に言い換えているのだろうと。会話の中で使っていても一応、意味が通じるので何とも不思議な言い回しでした。しかし、いろいろ話をしていると間違って覚えていたことが判明。彼は二十歳になるまで間違って覚えていたのでした。以後、彼はわざと「大胆素敵」というようになり、一時サークル内で「大胆素敵」がはやりました。

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