比叡山を訪ねて ②

横川エリアから東塔エリアへシャトルバスで移動しました。東塔エリアには根本中堂、大講堂などがあります。シャトルバスに乗るっこと数分で東塔エリアの延暦寺バスセンターに到着しました。バスセンターには喫煙所がありました。奥さんとわたしは喫煙者なので喫煙所は大変ありがたいです。遠慮なく堂々と煙草を吸えるからです。一服した後、人の流れに乗り歩いていきました。ほどなく受付があり拝観料を支払い中へ入りました。緩い坂道を上ると大きなお堂が見えました。大講堂でした。大講堂は文字通り大きな立派な建物で中には延暦寺にゆかりのある高僧たちの木造が祀られていました。授与所のあり早速御朱印をお願いしました。書きあがるまで様々お守りや縁起物がありました。念珠や数珠もありました。線香のありました。「きっといい香りがするのだろうな。」と思いつつも手を伸ばすことはいたしませんでした。奥さんもあれこれとお客さんへのお土産になるようなものを探していました。比叡山に来る道中 角大師の護符を授かろうと言っていましたが、大講堂の授与所では見当たりませんでした。御朱印も書きあがり大講堂を後にしました。その後、根本中堂へ向かいました。残念ながら修復工事中で建屋をすっぽり覆うように足場が組まれていました。根本中堂は大講堂よりも低い位置にあり参道を下がっていったところにあります。根本中堂の前に急仕立ての仮設の受付がありそこで御朱印を受け付けていました。参拝前に御朱印をお願いして根本中堂の中へ入りました。根本中堂は延暦寺の中心となる仏堂です。ご本尊は薬師如来です。また、こちらには1200年間の長きにわたり灯り続けている「不滅の法灯」があります。薄暗いお堂の中で「不滅の法灯」が灯り続けている様は、あたかも苦しみや苦悩の中を生きる私たちに希望の灯として生きる力を与えてきてるように感じます。そしてその灯が心を癒してくれます。

根本中堂の参拝を終えて書きあがった御朱印を頂き一路 神戸に向けて移動することにしました。もっと時間があれば西塔エリアへも参りたかったです。また、元三大師堂も行けていないので次回は参りたいと思っています。比叡山は半日ではとても回り切れるところではありませんでした。体力をつけていきたい場所をきちんと計画して次回参拝したいと思っています。

比叡山は特別な場所です。ウイキペディアには比叡山について以下の記述があります。比叡山(ひえいざん)は、都富士という有名な呼び名や、叡山、北嶺、天台山とも呼ばれ、滋賀県大津市西部と京都府京都市北東部にまたがる山。大津市と京都市左京区の両府県境に位置する大比叡(海抜848.3m)と左京区に位置する四明岳(しめいがたけ)(海抜838m)の二峰から成る双耳峰の総称である。高野山と並び古くより信仰対象の山とされ、日吉大社があり繁栄した。東山三十六峰に含まれる場合も有る。大比叡の中腹に天台宗の総本山延暦寺がある。古事記では比叡山は日枝山(ひえのやま)と書かれていて、大山咋神が近江国の日枝山に鎮座し、鳴鏑を神体とするとされています。平安遷都後、伝教大師最澄が堂塔を建て天台宗を開いて以来、都の鬼門を抑える国家鎮護の寺地となりました。京都の鬼門にあたる北東に位置することもあり、比叡山は王城鎮護の山とされました。

延暦寺が日枝山に開かれて以降、大比叡を大物主神とし小比叡を大山咋神とし地主神として天台宗・延暦寺の守護神とされ、大山咋神に対する山王信仰が広まった。また比叡山山頂の諸堂や山麓の日吉大社などを参拝して歩く回峰行も行われ信仰の山である。「世の中に山てふ山は多かれど山とは比叡のみ山をぞいふ」と慈円が詠んだことでも知られる。

日本に仏教が伝来して以来、千数百年以上、常に中心にあるのが比叡山延暦寺。そこへ初めて訪れることができて満足。

 

 

 

 

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