般若心経について解説しているページがありました。
よりそうお葬式のホームページです(般若心経の内容全文と解説まとめ|知れば心が楽になる「空」の思想|葬儀・家族葬なら【よりそうお葬式】 (yoriso.com)
般若心経(般若波羅蜜多心経)とは、仏教における経典のひとつです。
300文字にも満たないわずかな文字数で、大乗仏教において重要な「空(くう)」の思想が説かれているのが特徴です。
般若心経は、浄土宗・真言宗・天台宗・禅宗を中心として、仏教の多くの宗派で読まれています。
基本的に般若心経を読まない宗派には、浄土真宗や日蓮宗があります。
般若心経は、主に4つのパートから構成されています。
1つ目のパート・・・観音菩薩がお釈迦様の弟子であるシャーリプトラに、その教えを説く場面から始まります。
2つ目のパート・・・観音菩薩がシャーリプトラへ呼びかけながら、「空」の思想について説いていきます。
3つ目のパート・・・「空」の思想についてさらに深めていきます。
4つ目のパート・・・「真言(マントラ)」という神秘的で特別な言葉そのものが唱えられます。
般若心経の由来と歴史
般若心経は、中国の僧侶である玄奘三蔵がインドから持ち帰り、翻訳したといわれている経典です。
正式には「般若波羅蜜多心経」と呼ばれ、サンスクリット語の「プラジュニャーパーラミター・フリダヤ・スートラ」が原題となっています。
般若心経がインドから中国に伝わったのは、630年頃といわれています。
玄奘三蔵という僧侶が、研究のためにインドへ向かい多くの経典や仏像を持ち帰り、これらを自ら翻訳しました。
現在、日本において広く読まれている般若心経は、この玄奘三蔵によって翻訳されたものだといわれています。
「空」の思想の真髄とは
私たちは日常生活の中で、さまざまな苦しみと向き合っています。しかし、これらの苦しみは自分の外側から押し寄せるものではなく、実は自分自身への執着から生まれると考えてみたら、見え方が変わってくるかもしれません。
般若心経の中心となっているのは、大乗仏教の「空(くう)」の思想です。
経典では、観音菩薩がさまざまな事象を例に挙げながら、すべてのものに実体がないこと(=空)を説いています。
これには、私たちの肉体や、感じること、思うこと、行うこと、認識することを含め、ありとあらゆるものごとが当てはまるといわれています。
しかし、般若心経で説かれているのは、それだけではありません。
「色不異空 空不異色 色即是空 空即是色」という一節では、色(=目に見える物体)には実体がないと伝えたうえで、さらにそれゆえ空とは色でもあるともいい、ただ単にまったくなにも存在しないという虚無主義の考え方すらも否定しているのです。
また別の会社でも解説されていました。家族葬のファミーユのホームページです。(般若心経は心穏やかになるお経。全文の読み方と初心者向け訳つき – 家族葬のファミーユ【Coeurlien】 (famille-kazokusou.com)
お経はお釈迦さまが弟子たちに説いた教えを伝えるものです。観音経(かんのんきょう)や妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)など数あるお経のなかでも、般若心経がとりわけ有名なのはなぜでしょうか。
般若心経とは仏教の真髄を伝えるお経
西遊記の三蔵法師として有名な高僧、玄奘(げんじょう、げんぞう)がインドから中国に持ち帰った「大般若経(だいはんにゃきょう)」が原書とされています。三蔵法師は、インドのサンスクリット語で書かれていたものを漢語に訳し600巻ほどにしたためました。
そして、その600巻のエッセンスをわずか300字弱(以下でご紹介している音読文字数は266字)で表現しているといわれるのが般若心経です。般若心経には仏教の真髄ともいえる大切な教えが凝縮されています。
“般若心経”という言葉の意味
「般若」は、自分の智慧(ちえ)=知恵のことです。
「波羅」は、彼岸(悟りの境地、この世の苦しみから抜けた世界)。
「蜜多」は、至る。
「心経」は、大切な教え、を表します。
つまり、「自分で考えて彼岸(悟りの境地)に至るための大切な教え」を意味しています。
人々が自ら考えることで、この世の苦しみから救われ、悟りの境地へと導かれる大切な教えが詰まっています。
般若心経を読む(唱える)宗派
般若心経を読む宗派には、真言宗・天台宗・曹洞宗・浄土宗などがあげられます。
反対に、般若心経を読まない宗派は浄土真宗や日蓮宗です。浄土真宗は自らの気づきではなく、阿弥陀さまの導きによって悟りの境地に至るとされる「他力本願(たりきほんがん)」を教えているためです。また、法華経によって悟りが開けるとする日蓮宗も般若心経は読みません。
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