前回 漫画のスラムダンクについて記述しました。スラムダンクは昨年12月に映画化がされて話題となりました。その作品について調べてみました。ウイキペディアには以下の記述がありました。
『THE FIRST SLAM DUNK』(ザ・ファーストスラムダンク)は、2022年(令和4年)12月3日に公開されたアニメーション映画。
概要
原作『SLAM DUNK』の最終回を迎えてから実に26年半を経ての映画公開であり、原作者の井上雄彦が自ら監督と脚本を務める。当初はタイトル未定で2022年(令和4年)秋に公開予定であったが、2022年(令和4年)7月2日に公開日と正式タイトルが公表された。また、7月7日に湘北高校のメンバーが収められた特報映像が公開され、8月10日から同年11月18日までテレビアニメ版全101話がYouTube上で期間限定公開され、一部話数についてはプレミア公開で配信された。
同年12月3日よりIMAXとDolby Atmos、同年12月10日よりDolby Cinemaでの上映がそれぞれ実施。
2022年(令和4年)12月15日には、原作者の井上が本映画の監督としての制作過程で描き起こした絵や文字、約1万5千字に及ぶ井上へのロングインタビュー、ポスターや告知ビジュアル、映画での宮城リョータの物語において部分的な下敷きになった作品で、週刊少年ジャンプ1998年9号に掲載され、週刊ヤングジャンプ2001年49号にも再掲載されたが、単行本などには未収録だったため初収録となる読切漫画『ピアス』が収録された『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』が発売された。
ストーリー
原作の最終戦におけるインターハイ第2回戦・山王工業高校との試合及び、読み切り作品『ピアス』の設定を取り入れた宮城リョータの過去が描かれ、ラストシーンでは原作の最終回後にアメリカ進出を実現したリョータ、および沢北栄治が描かれる。
登場キャラクター
トップクレジットでは、原作の主人公である桜木花道ではなく、本作の主人公である宮城リョータになっている。
- 宮城リョータ – 仲村宗悟
- 三井寿 – 笠間淳
- 流川楓 – 神尾晋一郎
- 桜木花道 – 木村昴
- 赤木剛憲 – 三宅健太
聖地巡礼
公開後、モデルとなった場所にファンが訪れる、いわゆる「聖地巡礼」が話題になっている。スラムダンクはコロナ禍前にも多くファンが訪れていたが、映画公開後、外国人観光客らで再びにぎわいを増している。
聖地
- 江ノ島電鉄 鎌倉高校前駅
- 神奈川県鎌倉市と藤沢市を結ぶ、江ノ島電鉄の鎌倉高校前駅の付近の踏切であり、テレビアニメのオープニングに登場する場所である。
- 鎌倉高校
- 湘北のライバル・陵南高校のモデルとされる鎌倉高校。
- 平塚総合体育館
- インターハイ神奈川県予選(対陵南高校戦)の舞台となった平塚総合体育館。
- 鵠沼海岸
- 漫画のラストシーンで描かれた藤沢市の鵠沼海岸。
- 青沙浦
- 韓国の釜山海雲台区にある、青沙浦(チョンサポ)は、海辺列車が走っており、その停留所付近は最近、「SLAM DUNKに登場する江ノ電の踏切のシーンに似た写真が撮れる」スポットとして話題となり、「第二の鎌倉」などと呼ばれている。海辺列車を運行する海雲台ブルーラインパーク関係者は「日本の江ノ電に雰囲気が似ているため以前から観光客が訪れていたが、その数は映画公開後に確実に増えた」と話している。
製作
経緯
2009年(平成21年)に、井上は東映アニメーションのプロデューサーから劇場版の企画と共に短いパイロット版を見せられるも、自分の思うものとは違うと断り当初はあまりやりたくは無かった。原作漫画をあのタイミングで終わらせることは自分の考えていた通りだったが「スラムダンクの続きを読みたい」というファンの声が減ることは無く、漫画家としての調子が悪くなり読者の気持ちに応えられない苦しみの中、3度目となる2014年(平成26年)に作ってきたパイロット版の顔に、制作者の魂を感じたことで制作を承諾。みんなに喜んでもらえるのであればという気持ちが井上にはあった。同時に、やるからには自分が関わろうと決意。やっている内に気付けば井上は全てに関わっていた。井上は、書店に並んでいた2012年(平成24年)に西水美恵子が執筆した本のタイトルから、痛みを乗り越え一歩踏み出す事をテーマにすると決断。映画では、原作のギャグ表現はどうしても入らなかった事も含めた、漫画におけるコマ割りでの表現手法が使えない苦労や、今まで直感を大事にしてきたが故に避けてきた、事細かく言語で説明し伝える作業を延々と続ける苦労に井上は直面するが、ドキュメンタリー番組での宮崎駿の言葉に影響され、とにかく描くしかないと決意。10人がコート上でバラバラに動くのをリアルに表現するためCGを採用し、実際の動きをモーションキャプチャしたモデルを、ひとつひとつ全て細かく調整。相当なカット数を井上自身がレタッチを入れた。コロナ禍に入ってからは、打ち合わせはオンラインで行い、声の収録も個別に行う。The Birthdayは井上がファンだったためオープニング曲を依頼し、10-FEETにはエンディング曲や劇伴を依頼。実際の映画制作作業に4年の歳月をかけ完成した。映画タイトルは、具体的で無くぼんやりとした意味が無くていいくらいが良いという理由で井上が決めたもので、タイトルには複数の意味が込められており、その中の4つが映画の資料集『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』でのインタビューで語られている。
シナリオ
連載時に宮城リョータを描き切れなかったため、井上は新しい視点でやるため主人公に宮城を据える。宮城リョータの過去をメインに展開していくことについて井上は「連載時、僕は20代だったから高校生側の視点のほうが得意というか、それしか知らなかったんです。そこから年をとって視野が広がり、描きたいものも広がってきた」と述べている。
キャスティング
キャストは、過去のテレビアニメ版からは一新されている。Smart FLASHの報道によれば、本作品の上映前にこのことを続報で明かしたことがSNS上で非難されたが、これについて監督の井上は、テレビアニメ版のキャストを続投させると「もしも今回お願いしたら、その方たちのお芝居をいったん捨ててもらわないといけなくなる」、「かつて育てられたキャラクターをいったん捨ててもらわないといけない」などとテレビアニメ版のキャストへの配慮から変更したと説明している。声優は、自分の中にぼんやりとある声質に近い者を井上が選び、アフレコの芝居は普通の高校生らしい感じを大事にした、感情表現を抑えた自然体な芝居を要求。
まだ、この作品を見ていませんが見るのが大変楽しみです。
コメント