今回も株の用語について調べます。
PER【株価収益率】
現時点での株価が割安か割高かを判断する「PER【株価収益率】」(ピーイーアール【かぶかしゅうえきりつ】)という基礎用語について解説していきます。PERは「企業の利益と株価の関係」を表していて、割安性を判断する指標です。「PER=株価÷1株あたりの利益」で計算します。
PBR【株価純資産倍率】
株価が割安か割高かを判断するもうひとつの指標「PBR【株価純資産倍率】」(ピービーアール【かぶかじゅんしさんばいりつ】)という基礎用語について解説していきます。「PBR」は「会社の純資産と株価の関係」を表していて、PERと同様に割安性を判断する指標です。「PBR=株価÷1株当たりの純資産」で計算します。
PERと同様、PBRも低ければ低いほど「株価が割安」と判断されます。わかりやすく人間で例えると、稼いだ収入がPER、貯金や資産などの所有物がPBRとなります。収入に当たる「利益」と所有物に当たる「純資産」と「株価」を比較してその株が割安かを判断します。
値がさ株
値嵩株とも表記する「値がさ株」(ねがさかぶ)という基礎用語について解説していきます。株式が割安・割高であっても、1株当たりの単価が市場全体の平均値より高い銘柄のことをいいます。実際にいくら以上の株式が「値がさ株」かという明確な定義はありません。
値がさ株に対して、単価が平均値の銘柄を「中位株」(ちゅういかぶ)、単価が平均値より低い銘柄を「低位株」(ていいかぶ)と呼びます。
株の用語④チャートに関する用語
株で利益を上げるには、なるべく安く買って高く売ることです。そのためには株価を予測するための道具がが必要です。ただ株価を見ただけだは安いか高いかの判断ができないので、過去との比較が必要になります。そんな時に1日、1週間、1か月といった期間の株価をグラフにすることで、株価の動きをひとめみてわかるようにしたものがチャートになります。
始値・終値・高値・安値
4本値と呼ばれる「始値・終値・高値・安値」(はじめね・おわりね・たかね・やすね)という基礎用語について解説していきます。始値はある期間の取引で最初に約定した価格、終値はある期間の取引で最後に約定した価格、高値はある期間の取引で一番高かった価格、安値はある期間の取引で一番安かった価格になります。
ローソク足
チャート上で値動きを表すときに使われる「ローソク足」(ろーそくあし)という基礎用語について解説していきます。形がロウソクに似ていることからローソク足と呼ばれています。
ローソク足の柱の部分を「実体」(じったい)、上に伸びている線を「上ひげ」(うわひげ)、下に伸びている線を「下ひげ」(したひげ)といいます。上ひげの先端が高値、下ひげの先端が安値を表しています。株価が始値より終値のほうが高かった場合、陽線と呼ばれ実体は白で表します。逆に終値のほうが低かった場合、陰線と呼ばれ実体は黒で表します。
ローソク足で1日の株価の動きを使って表したものを「日足」(ひあし)といい、そのほかの期間によって「週足」(しゅうあし)、「月足」(つきあし)、「年足」(ねんあし)などあります。
始値と終値を表している実体の長さや、高値と安値を表しているひげの長さが長いほど、価格が大きく動いたことになります。また、それぞれ短ければ短いほど価格変動がなかったことになります。
寄る・引け
成立した取引の名称「寄る・引け」(よる・ひけ)という基礎用語について解説していきます。まず、株式は午前の取引「前場」(ぜんば)と午後の取引「後場」(ごば)に分かれます。前場は9:00~11:30まで、後場は12:30~15:00までの取引になります。
前場・後場それぞれの一番最初に売買が成立した取引を「寄る」もしくは「寄付」(よりつき)と言います。ただし、その日一番に売買が成立した取引は「寄る」ではなく「寄付」と言うことが多いです。後場の一番最初に売買が成立した取引は「寄る」ではなく「後場寄り」と言われたりします。また、寄付でついた価格のことを「寄り値」とも言います。
このように、「寄る」と言ってもいろいろな言い方があります。次に、「寄る」と同じくらい耳にする「引け」について解説していきます。
「引け」とは「寄る」の逆で、前場・後場それぞれの一番最後のに売買が成立した取引を「引け」と言います。その日一番最後に売買が成立した取引は「引け」ではなく「大引け」(おおひけ)とも言います。また、株取引の終了を意味する場合にも使われます。「大引け」でついた価格のことを「引き値」とも言います。
株の専門用語には似たような意味を持つものがあります。「寄る」と「引け」と似たような用語を先ほど解説しています。「寄る」と似た用語は始値、「引け」は終値です。これはローソク足の期間が1日の場合、始値は「寄る」終値は「引け」と呼ばれます。
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