おとなの遠足

先日、高校時代の同級生と秋葉原で飲みました。M君が東京へ短期出張で来ていたので休みの土曜日に飲むことになりました。その時も昔の話で盛り上がりすぐに次回の企画を考えました。その日はO君は会議があるので無理とのことでした。O君の会社は港にある大型クレーンなどを扱う会社で海外の取引先も多いようです。次回企画の日は連休中でしたが、海外の会社は休みではないので会議となったようです。次回はM君とふたりかなとおもっていたら、M君からLINEが来ました。Kさんはさんかするかも?Kさんって、Kさんって感じでした。わたくしが高校の同級生でKさんはバレーボール部のKさんしか思いつきませんでした。M君にKさんって誰?と聞くもの変な感じがしたのでそのまま当日を迎えました。

12時にJR秋葉原駅で待ち合わせしました。すでにM君は来ていました。M君はかなり早く到着したようでした。彼もタバコを吸う人で、早めに来て喫煙可能なカフェで一服してから待ち合わせ場所へ来たとのことでした。Kさんの話をM君に振りました。どうやらわたしの知っているバレーボール部のKさんのようです。わたしはKさんと高校卒業以来あっていません。M君も同じようでした。40年ぶりの再会です。二人そろって「わかるかな?」と不安。待ち合わせ場所にはすでに結構大勢の人がいました。すでに来ているかもしれません。あたりをきょろきょろ、それらしい人が見当たりません。「お互いマスクしているし、40年ぶり。わかるかな?」そんな時、M君に連絡。Kさんからすでに到着しているとのこと。あたりをきょろきょろ、それらしき人物を発見。おそるおそる顔を覗くとあいてもこちらを見て、一瞬の間、あれ?そうかも?と思った瞬間 Kさんがにっこり。よかった。再会できた。さすがに40年ぶりでしが当時も面影はありました。

その日の最初の訪問先は神田のやぶそばさんでした。神田須田町あたりは空襲での焼けなかったので古い建物が残っています。やぶそばさんのその一軒でした。しかし、5年ほど前に火事を出し、店舗は新しくなりました。店舗のまわりの植栽などは昔の様子をうかがうことができます。店舗周辺にはすでに入店待ちの客さんが結構いました。入口付近に整理券配布中とありました。発券機で整理券をゲットしました。64番。すると店から店員さんが「34番のお客様。」おいおい30組待ちかよ~。と思いつつ時間つぶしをしました。とりあえず神田須田町界隈を散策。やぶそばさんの近くにもう一つのそばの名店 神田まつやがあります。まつやさんにも長蛇の列ができています。さすが名店です。またしばらく歩いて伊勢源さんの前に来ました。あんこう鍋の名店です。あんこうは秋から冬にかけてが旬です。冬になったらまた来たいですねって感じでした。くるっと須田町界隈を散策して、やぶそばさんのお店の前に戻ってきました。昔話や高校卒業後のそれぞれの人生を語る時間となりました。子育てや親の介護の話、自分たちが年を重ねた事を感じました。待つこと約1時間、ようやく店内へ案内されました。私自身、神田のやぶそばさんは数回しか来たことはありませんでした。しかし、お店の雰囲気は江戸を感じることができます。わたしたち関西出身者には江戸のそば文化は、ある種の憧れがあります。単純に関東のそばはおいしい。それだけではなく、江戸の粋を感じることができる。そば屋さんの楽しみ方を今回 味わってほしいと思いM君とKさんを連れてきました。まずはつまみと日本酒。のり、かまぼこ、あいやき。日本酒を頼むとそばみそがついてきます。このそばみそが絶品。そばみそをなめながらぬる燗のお酒をちびちび。「うまー」今度はのり。箱に入ったノリが運ばれてきます。箱のしたには炭。のりをパリッと乾燥させるための工夫です。こちかも少しずるちぎっては日本酒をちびちび。お酒の力も借りて会話も弾みました。高校時代の昔話、いままで忘れていたこともなぜか思い出せました。楽しい時間です。会話も弾みましたがそろそろしめ、盛りそばを注文。さらに日本酒をもう一本。おいしくそばと日本酒をいただきお店を後にしました。やぶそばさん ありがとう。

その後、おとなの遠足は上野降園に向けて移動しました。

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