減価償却は大事です

妻が一昨年から確定申告し始めました。趣味でやっていたカウンセリングの仕事を事業として手掛けるようになったためです。売上はまだまだこれからといったところですが一人の事業主として働いています。確定申告にはわたくしも手伝いしています。領収書の整理や帳簿の記入、また記入漏れなどのチェックもしています。妻は以前、生命保険会社でセールスレディをしていたころも確定申告をしていたそうです。お客様への渡すカレンダーなどのプレゼントはほとんど自腹で払うものだったようです。会社が会社の経費で用意しているものではなかったようです。セールスレディはそれぞれ個人事業主で確定申告するものだそうです。お客様へのプレゼントは経費となるのでしっかり領収書をそろえておかないといけないということでした。

わたくしは学校出てからずっと会社勤めでしたし、確定申告には縁がなかった人間でした。しかし、医療費がかかった年の分だけは確定申告をしていました。金額は少なくても税金が戻ってくるのはありがたいです。会社勤めの自分は会社の仕事で使った経費についての領収書はもらうことはありましたが日常生活で領収書をもらう習慣は全くありませんでした。

当たり前の話ですが、確定申告するには領収書は必要です。経費をしっかり申告しないと本来申告すべき所得よりも多く申告することになってしまいます。所得が多いとおのずと所得税として支払う金額も多くなります。税金を多く払いたくないということではなく、正確な申告をしなくては家計に影響する可能性があるということです。

妻の確定申告を手伝いこと、自分自身のお金に対する知識を増やすこともあり簿記の勉強を今年から始めました。たまたま今日 減価償却について勉強しました。数年前に妻は仕事用にパソコンを購入しました。また、仕事で使うソフトも同時購入しました。パソコンはDELLのハイスペックなPCを購入しました。なぜなら妻が仕事で使う専用ソフトがハイスペックPCでないとだめだったからです。知識がない妻と私はそのPCとソフトの減価償却など確定申告に記載していませんでした。耐用年数はPCが4年、ソフトは3年だそうです。これらの減価償却を経費にいれると支払う税金は変わったはずです。知らないために損した実例です。

妻がカウンセリングの仕事をいち事業主として始めて数か月後 新型コロナが広がりました。コロナ対策で個人事業主に給付金が支給されることを妻は友人から聞いてすぐに手続きをしました。その時、わたくし自身はブラック企業から退職し、再就職先を探してた時でした。妻がいただいた給付金はわたくしたち夫婦を救いました。申請から給付金受け取りまでさほど時間がかからなかったことで大変助かりました。その後も申請できる給付金などは積極的に活用しました。知らなかったらもっと苦しい生活を余儀なくされたことです。

昨年度の確定申告ではいただいた給付金が所得となる事から、妻の所得は一昨年よりも多くなりました。いただいたときは有難い給付金でしたが、確定申告の時は、厄介者となってしまいました。純粋な仕事ベースの売上対比では大幅に下がっているのですが、給付金を加えると所得は増えた形となりました。仕事をしている実態とはかけ離れた確定申告内容となってしまいました。

今年もそろそろ確定申告の時期です。昨年も思ったのですが、月次で売り上げと経費の帳簿をつけようと。しかし、今年もできませんでした。健全な経営のためには売上管理、経費管理と記帳することが大切です。今年こそ早めに申告を済ませようと思っています。そのためにも経費をきちんと漏れがないようにしなくてはならないと思っています。

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