龍が好き

わたしには3歳年上の兄がいます。兄は絵が上手でした。小学生のころから絵がうまくて、市の写生大会、絵画コンクールなどでよく表彰されていました。怪獣の絵を書くのもうまくてゴジラやキングギドラを自由帳に書いていました。手塚治虫先生の漫画が好きで海のトリトンの主人公なども書いていました。

たしか兄が中学3年の時だと思います。市の何かのコンクールで兄がつくった凧が表彰されました。結構上位の賞だっと思います。その凧には龍が描かれていました。とても迫力のある龍の絵でした。緑色に塗られて体、爪は鋭く黄色に塗られていました。ひげはぴんと上に跳ね、口を少し開けたところから鋭い牙がのぞいている。目に力があり、こっちをにらんでいます。

兄は怪獣映画が好きでした。この龍のイメージは『海底軍艦』『怪獣総進撃』に出てきたマンダではないかと思っています。

兄の描く龍はかっこよかったです。いつしか龍が好きになりました。いま奥さんといっしょにお寺や神社などパワースポット巡りをすることがあります。手水で龍の口から水が出ているところがあります。龍を見かけるとなぜかうれしくなります。特別な感じがします。

昔 転勤で名古屋に住んでいたことがあります。単身赴任でした。仕事帰りに職場の仲間と飲みに行き飲み足りないと思い自宅近くのスナックへ入りました。全く言ったことがない店です。酔っぱらっていなかったらそこにはいかなかったでしょう。カウンターのみの小さな店です。結構落ち着ける店で自宅からも近かったので月に2~3回 行くようになりました。ある日その店の店長が小さな置物をくれました。卵型のピンク色の石に龍が刻まれていました。最初は断りましたが、ぜひもらってくださいとのことで結局持ち帰りました。なにか曰く因縁があるかもなどと思いましたが、特段なにもなくいまでも我が家に引き出しの中にあります。また、ある日 奥さんが巣鴨に絵を見に行こうと。ある人のギャラリーが巣鴨にあるとのことです。その方は龍敬子さんという方で名前のとおり龍の絵を書いている方でした。ギャラリーには作品がたくさん飾ってありました。ギャラリーの壁に大きな龍の絵が2枚並んで飾られていました。一方は赤を基調に、もう一方は青を基調とした絵でした。奥さんはギャラリーの方へこの2枚の絵を写真を撮ってもよいかと尋ねました。ギャラリーの方から承諾をえて写真を撮りました。そしたらギャラリーの方から『2枚の絵の間に立ってください。写真 とりますよ。』と2枚の絵と一緒に記念撮影することができました。それからまたギャラリー内を拝見。一枚の絵に目が釘付け。富士山と龍が描かれた赤を基調とした絵でした。最初はその絵の絵葉書を購入しようと思いまいしたが、どうせ買うなら本物の絵の方がいいね。・・・ということでこの絵が我が家に来ることになりました。全く最初は何も買うつもりはなかったのですが、帰りはウキウキ気分。なにかいいことあるかも・・・いま、その絵は玄関に飾られています。とてもパワーを感じる絵です。奥さん調べによると風水的に我が家の玄関は良くない方角らしいです。そこで奥さんは風水対策をしました。悪い氣がい入らないようにとの工夫をしました。観葉植物、黒水晶などよしとされるものを配置しました。今後の開運を期待します。

空を見ていて細長い雲が流れるのを目にすることがあります。まるで龍のようだと思います。ふと電車の窓から駅前ロータリーに龍のオブジェを見つけました。とてもラッキーに感じます。龍がいるとうれしくなります。

龍は力の存在そのものです。パワーを感じます。昔 中国では皇帝の象徴として龍が使われていたそうです。普段の生活の中でたくさん龍を見つけたいです。

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