1月の思い出

大学生の時、毎年正月3ケ日が終わるとスキー旅行に行ってました。大学4年生の時にも行きましたが、スキー旅行から戻るとすぐに内定していた会社の研修がありました。泊まり込みでの研修。内定していた会社は日本酒メーカーでした。昼間は座学、夜は懇親会、早朝からは工場で日本酒造りの作業。蔵人と一緒に作業でした。冬の朝の寒さは厳しく一発で眼が覚める感じでした。作業はかなりハードでした。酒米を担いでタンクへ投げ込む。麹室で麹箱の切り替えし。タンクに櫂入れ。蒸しあがった酒米を運び出しで冷ます放冷。作業は日ごとに異なり、毎日違う作業でした。早朝の作業が終わると朝飯。蔵人と一緒に酒蔵の大きな食堂での朝食は、暖かい飯、味噌汁、漬物と質素なものでした。しかし、ご飯がおいしい。その後は座学の研修。日本酒の製造工程を学ぶ。その後、昼ご飯 そして作業。晩御飯はまた酒蔵で蔵人と一緒に。この時、晩酌用としてやかんに温めた日本酒が提供される。蔵人は親切でガンガン日本酒を注いでくれる。注がれるままに飲んでいるととんでもないことになってしまう。蔵人は酒が強い人が多い。同じようなペースで飲んでいたら急性アルコール中毒になるほどです。晩御飯の後は懇親会という名の飲み会がまた続く。日本酒の会社なのでとにかく飲むことが多い。蔵実習という研修は3日間で終了。昔は1週間の研修だったようです。先輩たちは「昔は大変だったけど、今は楽だな。」なんで言ってました。この研修は一応アルバイト代と交通費が出ました。最近、転職活動をしていて思うのですが、新卒で会社訪問をしていた時、今から30年以上前ですが、その当時はどこの会社でも交通費がもらえました。しかし、いま転職活動で会社訪問しても交通費をもらえたことは一切ありません。

研修が終わったらすぐに大学の授業が始まりました。始まったといってもゼミといくつかの授業を受ける程度でそんなに忙しくはなかったです。とにかく卒業するための単位取得が最優先でした。あとは適当に過ごしていました。今から考えるともったいない時間を過ごしていました。

大学生の時にもっと自分の人生について真剣に考えるべきでした。同級生で経済学部の友人は英語の勉強をずっと続けていました。また違う友人は公務員となるための勉強をしていました。2人とも志望通りの就職を果たしました。適当にふらふらしていた自分は特に目的意識もなくその日暮らしの毎日でした。やりたいことも見つける努力も一切していませんでした。もったいない時間でした。努力無くして成果はない。

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