面接する立場で考える

なぜか面接する側の立場になってしまいました。いまの職場は保育園の事務職です。そこへ勤めることになったのは昨年11月からです。それ以前に勤めた会社は従業員が10名程度の会社でした。勤めてすぐに事務系1名、営業系1名の2名が退社しました。退社した事務系の社員はすでに退社していたはずがずるずると退社を3か月延ばされたと言ってました。とにかく社員が長続きしないと嘆いていました。『そんな会社あるのかよ。』と思っていました。その後、3名営業系の社員は入社しました。1か月で1名退社、2か月でのこり2名も退社しました。そのころには自分の『この会社はだめ。』と思いっていました。またその後、1年程勤めた営業系の社員が辞めることとなりました。またさらに1名 辞めるといったとんでもない状況になりました。自分のあることがきっかけとなり退社を決意し昨年6月末で辞めました。ストレスは体に良くないと思いました。

いまから思えばとんでもない会社でした。昨年の3月ごろだったかと思います。役所から住民税の督促状が届きました。住民税は給料から天引きされるものと思っていましたが、この会社はそうしていませんでした。給料明細を確認したら天引きされていないことがわかりました。そこの会社に勤めてから払われていない住民税を一括支払えという督促状でした。本当に驚きました。こんな会社あるのかよ・・・その他にもダメな会社と思うことがいくつもありました。自分の時間のこんなところで奪われたくない。・・・そんな思いから退職しました。すでに退職を申し出ている人から退職願を受け取ってもらえないとの話を聞き、内容証明郵便で退職届を出しました。わたくしの退職自体はこちらの希望通りになりましたが、その後の対応がまあひどかった。離職票がとどかない。ハローワークに届け出できない。失業給付が受けられない。しかし、コロナ感染拡大による特別措置等で助けられました。

そのなことがいろいろありましたが、昨年11月にいまの職場に再就職することができました。保育園業界は待機児童を無くすということからここ数年毎年増設されています。園が増えればそこで働く保育士が必要です。こどもの人数に応じて配置に必要な保育士を確保しなくてはなりません。そのため保育士確保はすさまじい競争となっています。保育士専門の紹介会社が多数存在します。紹介会社の収入は紹介料です。紹介した保育士の入職が決まれば報酬が得られる仕組みです。その報酬は年収の3割から4割 仮に年収300万で3割なら90万となります。ひとり紹介して入職が決まれば100万の報酬です。保育士の圧倒的な売り手市場であるため、安易に園を辞めることができる環境となってしまっているようです。わたくしが勤める保育園も人材確保に苦労しています。遅着させる大変さと採用する大変さを味わっています。数か月前までは面接をされる側だったのが今度は面接する側にアなってしまいました。

転職などで面接される側に方へアドバスとして伝えたいことがあります。面接官はその人が採用されたときにどう働いてくれるかを想像し、期待します。人を採用したいということは単純に欠員が生じているということだけではなく、それに関連した問題や課題を抱えているということでもあります。単純に人数合わせができればよいということではありません。2か月ほど前にも面接がありました。面接に来たのは癖のある方でした。一般的には無理と思えるような方でした。特定の役割にはこのような方が適している場合もある事を知りました。組織はそれぞれの役割を分担して成り立つものです。少人数の組織ではたった一人の不適合者が全体に影響してしまい、機能不全を起こさせてしまいます。不適合者は取り除き、そのポジションにあった人材に置き換える必要があります。それできれば機能は回復します。しかし、実際にはそう簡単にことは運びません。電子部品を交換するようにはいかないのです。

いま様々な要因で転職を考える方が多いのではないかと思います。自分の今までの業績の棚おろしをして何をやってきたかを整理してみるとよいと思います。また、自分ができることも同様です。採用する側はこの人は何ができるのかを知りたいです。そして即戦力となる人材はすぐに欲しいのです。そのためには多くの経験がモノ言うのだと思います。チェレンジすることは人生にとって大切です。それが成長に繋がるからです。

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