ベランダの植物 チューリップ

4月になり暖かい日が多くなってきました。奥さんが毎日、ベランダで植物たちのお世話をしています。昨年11月に引越しして初めての春を迎えます。春は植物たちにとって大切な季節です。多くの植物はきれいな花を咲かせます。まさに晴れの舞台の到来です。今、チューリップが咲きはじめました。今年は白や黄色の花を咲かせています。この子たちはちょうど昨年11月に引越ししてすぐに植えた子たちです。球根を植えた直後は、土の上には何も出ていないので殺風景な鉢の様子でした。あまりにも殺風景であったので、何か違う花でも植えようかと思うほどでした。しかし、気温があがり暖かくなってくると芽が出て茎がどんどん伸びてきました。つぼみが膨らみ始めます。さらに気温が上がると一気に花を咲かせます。今年は桜が咲き終わったタイミングで咲きました。太陽の動きに合わせるように、日が高くなるに従い、花が開いてきます。日が沈むとだんだんしぼんでいきます。品種にもよるのでしょうが、1本の茎から一つの花をつけるものと複数の花をつけるものがあります。花が多いとゴージャスに感じます。

チューリップは自分の勝手な思いですが、植物の入門編のように思っています。まず花の名前になじみがある事。誰でも知っているチューリップ。幼稚園や小学校で園庭や校庭に植えたことがありました。子供でも簡単に植える作業ができる事。花が咲くまでの水やりや肥料やりも気を遣うことが無い事。チューリップは種からも育てることができますが、花が咲くまで数年かかってしまいまいます。そのため、球根から育てるのが一般的となっています。

調べてみなした。チューリップに和名がある事を初めて知りました。『鬱金香』です。この花の香りがスパイスまたは食品を黄色く染めるのに使われるウコンのような、埃臭いことに由来するそうです。確かにチューリップの花の香りは概してあまり良くないです。最近は香りの良い品種も増えているそうです。また、別の和名もあったそうです。1970年頃までは、牧野植物図鑑に「ぼたんゆり」という和名が載っていたそうです。

チューリップバブルということがあるそうです。ウイキペディアには以下の通りの記述がありました。

チューリップ・バブル(蘭: Tulpenmanie、 Tulpomanie、 Tulpenwoede、 Tulpengekte、 bollengekte。英: Tulip mania、Tulipomania、チューリップ狂時代とも)は、オランダ黄金時代のネーデルラント連邦共和国において、当時オスマン帝国からもたらされたばかりであったチューリップ球根の価格が異常に高騰し、突然に下降した期間を指す。

チューリップ・バブルのピーク時であった1637年3月には、1個当たり、熟練した職人の年収の10倍以上の価格で販売されるチューリップ球根も複数存在した。1619年から1622年にかけて、三十年戦争の戦費調達のためにヨーロッパ全体で行われた貨幣の変造「Kipper- und Wipperzeit」にも、バブル経済類似の熱狂が存在したと指摘する研究者もいるものの、チューリップ・バブルは、記録に残された最初の投機バブル(またはバブル経済)であると一般に考えられている。「チューリップ・バブル」という語は、今日では、資産価値がその内在価値を逸脱するような大規模なバブル経済を指してしばしば比喩的に用いられる。

1637年の出来事は、1841年に英国のジャーナリスト、チャールズ・マッケイによって著された『Extraordinary Popular Delusions and the Madness of Crowds(邦題:狂気とバブル―なぜ人は集団になると愚行に走るのか)』において、広く知られるようになった。マッケイによれば、ある時には、「Semper Augustus」(センペル・アウグストゥス、日本語訳:無窮の皇帝)の球根1個に対し、12エーカー(5ヘクタール)の土地との交換が申し出られたという。マッケイは、このような投資家の多くはチューリップ価格の下落により破産し、オランダの商業は大打撃を受けたと主張する。マッケイの著書は古典ではあるが、その記述には異論もある。現代の研究者の多くは、チューリップに対する熱狂はマッケイが記載したほど異常なものではなく、チューリップ球根に関しバブルが実際に発生したことを証明するのに十分な価格のデータは存在しないと主張している。

チューリップ・バブルの研究は困難である。1630年代の経済のデータは限られており、その多くはバイアスがかかりまた非常に推測含みの情報源からのものであるためである[12]。現代の経済学者には、チューリップ価格の上昇および下落につき、投機的な熱狂ではなく、合理的な説明を行おうとする者もいる。例えば、ヒヤシンスのような他の花もまた、初めて伝播した時点では高い価格がつけられ、すぐに価格が低下したことから、花の価格にはこのようなボラティリティがあるのだという説明がある。このほか、買い手のリスクを低減させる効果を持つ議会令が発せられるだろうという市場参加者らの期待が、価格の高騰を誘発した可能性があるという説明もある。

無いと欲しくなる・・・ひとの性ですね。

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