比叡山延暦寺には一度は行ってみたいと思っていました。我が家は天台宗。奥さんの方も天台宗。奥さんの母方の実家は天台宗のお寺さんです。比叡山延暦寺についての知識は、学校の日本史の授業で学んだ程度しかありません。中国で仏教を学んだ最澄が開山したお寺。天台宗の総本山。多くの僧侶が比叡山で修業しその後、新たな宗派を立ち上げた。同じ時代に空海は高野山に金剛峯寺を開山し真言宗の総本山とした。・・・こんな程度の知識しかありません。
奥さんと私はひょんなことから比叡山に行くことになりました。奥さんも以前から一度は比叡山に行ってみたいと思っていました。奥さんとは神社仏閣へよく一緒に行きます。いま、旅行会社の企画でパワースポットや神社仏閣へ参るものがあります。7月にある会社の企画で諏訪大社の参拝へ参りました。8月には同じ会社の企画で箱根神社ツアーに参加する予定でした。しかし、台風の影響でツアーは中止となりました。どこか行きたいねー。などと話していたら9月に3連休がある事を思い出しました。9月に2回の3連休があり2回目の3連休は奥さんは仕事でだめでしたが、1回目の3連休なら行けそう・・・ということになり急遽企画。そうこうしていたら私の高校時代の友人と会わないか・・・ということになり関西方面に行くことを軸に神社仏閣ツアーの詳細を決めることになりました。京都にはいきたい神社仏閣が山ほどあります。また、奈良にもたくさんあります。さらに熊野方面にも一度は行ってみたいと思っています。高野山に行ったことがありますが、もう一回行ってみたい。滋賀の竹生島も行けなかったことがあったので再チャレンジも。限られた時間と体力を考えると行ける場所はかなり限定されます。そうして奥さんとあれこれ考えて、半日 比叡山延暦寺、翌日に京都市内の神社仏閣を参拝することとしました。
延暦寺への行き方もいろいろ調べました。結論としては、新幹線で京都駅まで移動。その後、在来線の湖西線に乗り換えて比叡山坂本駅まで行きます。バスでケーブルカーの駅まで行き、ケーブルカーで比叡山を登ります。ケーブルカーの終点駅から徒歩でシャトルバスにのり延暦寺の各エリアを移動することとなります。延暦寺は東塔、西塔、横川の3つのエリアがあります。私たちは横川エリアで元三大師の御廟と横川中堂に参りました。当日の天気は曇り。降水確率は昼過ぎから高くなり天気予報は曇りのち雨となっていました。横川エリアに到着したときには、いつ雨が降り出してもおかしくない感じとなっていました。元三大師の御廟は山道の途中にあるような感じでひっそりありました。
元三大師は延暦寺の高僧で荒廃した延暦寺を立て直したかただそうです。とても強い法力を持っていたようです。その法力を使い疫病を退治した伝説もあるようです。元三大師は良源という名の高僧です。死後、朝廷から慈恵大師という諡号を送られています。また尊称として豆大師、角大師、厄除け大師などがあります。朝廷からも大衆からも親しまれ尊敬された高僧であったことが分かります。角大師の護符は天台宗のお寺で授かることができます。この護符で疫病を祓うだけでなく、厄除けとして多くの家で貼られたのです。それば今でもその信仰が引き継がれています。新型コロナウイルスの感染拡大により「アマビエ」が注目されましたが、角大師の護符も評判を呼んでいるようです。
元三大師の御廟でお参りをした後、横川中堂へ参りました。
ご本尊は中央に聖観音菩薩 向かって右に毘沙門天、左に不動明王。それぞれの真言を唱えて挨拶をしてまいりました。御朱印を頂戴しました。また、お線香も授かっていました。自宅に帰ったらどんな香りがするのか楽しみです。
その後、東塔エリアへ移動しました。
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